« 感銘深いスピーチ | トップページ | 空から見た浅間山と一切経山 »

2017年10月24日 (火)

マンガ

マンガ、と言っても、政治の話ではない。ずっと以前、管理職として職域からのマンガ本一掃を指示したことがある。ずいぶんと反発を受けたが、私にしてみれば、週刊誌程度とか、コソッと机に隠しておくぐらいならともかく、いくらくつろぐ場所だけとはいえ、職場におおっぴらにマンガ本を棚にずらりと並べているようなところがどこにあるのか、と反発は大いに意外であった。

 

これまたずっと以前、何かの話の時に、「ええっ、マンガを見ることがあるのですか!」と驚かれたことがあり、私はそういうふうに見えるのかなと、逆に意外だった。確かに活字が好きだし活字を読むのは苦にならないが、あえてたくさん見ることはないにせよ、マンガも好きだ。こちらは理屈抜きに面白い。

 

私が印象に残っているマンガは「じゃりン子チエ」だ。大阪の下町を舞台に、自称“日本一不幸な少女”のホルモン焼き屋の娘チエと、酒飲まずタバコも吸わずだがまるでグータラおやじのテツ、ネコのジュニアと小鉄、花井先生などがおりなすドタバタ喜劇はまるで落語でも見ているように、他にちょっと例のない一種独特の面白さがある。マンガ史上の傑作だと今でも思っている。
Photo

 https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E3%81%98%E3%82%83%E3%82%8A%E3%83%B3%E5%AD%90%E3%83%81%E3%82%A8

 

ゴルゴ13も面白い。こちらはシリアスで見かたによれば残酷ものだが、世界を舞台に、超一流のスナイパーのデューク東郷が、報酬は莫大でも受けた依頼は必ず成功させるという痛快な作品だ。作者は外国に行ったことがないままに創作したというのが信じられない。マンガ好きで知られる麻生太郎さんもこの作品のファンらしい。もしかしたらゴルゴ13を雇ってでも、どこぞの憂いを除去したいと空想しているかも知れない。
13

 https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%82%B413

 

4コマのギャグ漫画はやはりコジローが第一人者なのではないだろうか。デフォルメしてシンプルな筆さばきながら、誰が見てもすぐにわかる本人そっくりの絵にしていて、それだけでも思わず吹き出してしまう。半端な才能ではない。4コマで描くギャグも最高に面白い。スポーツ界を中心に世相ネタを取り上げているが、相当に情報を仕入れているに違いない。『サンデー毎日』だったか、選挙にのぞむ「このハゲェー!」で超有名人となったかの豊田真由子氏をネタにした作品は大爆笑で、しばらく思い出し笑いが止まらなかった。膨大な連載を抱え、よくもまあギャグのアイデアが続くものだとただただ感心するほかない。ゴルフに関心がない人は読むことはないだろうけど、「くるくるパラダイス」や「バンカー野郎」というゴルフ月刊誌や週刊誌の連載も傑作が多く、毎回楽しませてくれる。

 

「黄昏流星群」や「課長島耕作」で一躍人気作家となった弘兼憲史さんは私より少し年長ながら同郷の人で、一時は市内を走るバスにもその名前が冠されていた。今は老後の生き方について多く書を出している。リッチさが違うのであまり参考にならない気もするが、心情はあまり異なるところはないようで、なかなかに含蓄があると思う。

 

いつも四角四面に考えず、場をわきまえた上で、時にはマンガで癒しを得るのも悪くはない。自戒しつつ、ふとそんなことも思ってみた。

« 感銘深いスピーチ | トップページ | 空から見た浅間山と一切経山 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事