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2016年9月19日 (月)

1時間で52㎜の雨

猛暑のカンカン照りが長く続いたと思ったら、今度は台風や秋雨前線とかで、ウンザリするぐらいの雨だ。天気予報やニュースで、1時間あたりの雨量が120㎜とか150㎜とか報道されている。
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http://portal.nifty.com/kiji/160919197451_1.htm

 

恥ずかしながら、秋雨前線真っ只中で定例会のゴルフに興じた。途中でもの凄い雨が降ってきて、あっという間にコースは水浸し。遠くに雷鳴が轟く。これでは“興じた”ではなく“恐じた”ではないかと自虐。私も含め、いつものヘボ仲間は命を賭けてまでやるようなスコアではないが、雷による中断があっても、不思議なことに誰も止めようと言い出さない。棄権が多く見られたものの、我が仲間はヨタヨタと、ともかく回り終えた。帰宅して、“濡れたでしょう”と言われたが、そりゃあの雨では濡れるに決まっている。

 

私がいたところのこの日の1時間あたりの最大雨量は52mmと報道されていた。水はけがいいように造ってあるグリーンには川のように雨水が流れ、パットをしてもビチャビチャっとなって球が転がらない。この場合は水が溜まっていないところに球を動かしてもいいという救済ルールはあるが、そういう場所が見つからないぐらいになっていた。52㎜でそんな状態になるのだから、150㎜というのはちょっと想像がつかない。ゴルフごときはどうでもいいことだが、この“想像がつかない”というのが危ないのだろう。避難が遅れたり、普段はどうということはない小川の急流に足を取られたりするのもここに起因しているのかも知れない。

 

災害による被害は実のところ風水害が最も多い。台風や豪雨による川の氾濫は起こる頻度が高いため、総計では莫大な被害をもたらす。日本は台風の通り道に位置しているので、その襲来を避けようがない。速度がやたら遅かったり、迷走したり出戻りをする台風もあるにはあるが、普通には、やはり南からきて九州や四国近くでスライスがかかって本島に被害をもたらす。1959年の伊勢湾台風では5000人以上の犠牲者が出ているが、この時は高潮による被害が大きかったらしい。

 

今は気象予報が発達したため、警報も早くから出されるが、それでも被害が絶えない。台風銀座の沖縄はどうかといえば、気象予報のなかった昔から、人々は台風の襲来を風で予知していたようだ。「こういう風の時は台風が来るんですよ」と教えてもらったことがある。家屋も風に強くできている。台風の時は学校は休校となり職場も休みになることが多いようだ。言い伝えられてきた長い経験による知恵なのだろう。大きな河川がないこともあって、台風の頻度のわりには人的被害は比較的少ない。

 

江戸時代にももちろん風水害が多く起こっており、利水という意味でも「治水」は藩行政において極めて重要なことだった。この時代に、用水土木技術は日本を変えてしまうぐらいの発達を遂げたという。その辺りはまた稿を改めて記してみたい。ともあれ、予報を軽視しての自業自得と笑い話で済んだからまだよかったものの、豪雨の一端を思い知った一日であった。

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