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2015年9月16日 (水)

火山噴火その6 蔵王の御釜

蔵王山というと、宮城県と山形県にまたがる有名な火山で、スキーのメッカでもある。単独の山を指すのではなく、連峰を作っている山々を総称して蔵王というらしい。

 

その蔵王を訪れた。遠景では度々目にしていて、冠雪している時には特に綺麗な山だと思っていたが、行ったことはなかった。そもそもは、ここで開催される「みやぎ蔵王えぼしリゾート 空中さんぽde星空さんぽ」というイベントに参加して天の川を見ようと計画していたのだが、天候が悪くて中止になり、折角来たのだからと、翌朝、蔵王に行ってみた。

 

計画性なく行ったにしては、期せずして素晴らしい景色が堪能できた。えてしてそういうものかも知れない。後で聞いたところでは、蔵王のカルデラ湖である御釜、すなわち火口に水が溜った青緑色の丸い大きく深い湖、は霧がかかっていることが多く、なかなか見ることができないそうだ。天の川はまたしても残念だったが、御釜も苅田岳から綺麗に見えたし、五色岳、さらに蔵王で標高が最も高い1841mの熊野岳も見ることができ、こと火山の観光に関しては非常に幸運だったと思う。御釜も周囲の岩肌も、すごい迫力ではある。
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おりしも阿蘇山が噴火したというニュースがあって、蔵王もちょっと前は火山性微動などがあって少々物騒ではあったが、今は一部が立ち入り禁止になっているだけで、私が訪れた時も特段に変わった様子はなかった。1万年前以後に噴火したことのある火山を活火山と定義しているようで、有史以来度々噴火している蔵王も紛れもなく活火山である。道をあがる途中では微かに硫黄の臭いが漂っていた。蔵王は近現代ではそれほど派手な噴火はないが、草木に乏しい岩肌はまさしく火山そのもので、あの御釜が沸騰したこともあるぐらいなので、甘く見ているといきなりドカンということもないとは言えない。今回も一応は火山の動向は確認しているが、避難所の場所の確認など、万一の際の対応は頭においておかねばならないだろう。

 

火山の恩恵としてはその雄大な景観だけでなく、水の供給源になっているという面もある。火山は保水性があり、名水と呼ばれるものは火山に由来したものが多い。自然濾過で随分長い時間をかけて地下水になったり湧水になったりするらしい。蔵王でも岩肌を水が滝のように流れ落ちていた。
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今回、福島での所用が数日間空いたので、蔵王に立ち寄ってから、宮城県と岩手県のリアス海岸を走ってみた。被災地の今、と言うには少しおおげさかも知れないが、その辺り、次回にレポートしたい。

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