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2015年4月17日 (金)

耳を疑う

「耳を疑う」というのは、「思いがけないことを聞き、聞き違いかと思う。聞いたことが信じられないことにいう」とされている。ネットの記事を見て驚いた場合は耳から聞くわけではないから、「我が目を疑う」かも知れない。

 

先般、NHKの籾井勝人会長が、「数人でカラオケへ行き、その代金を経費で落としていたことが明らかになった」というネットの記事があった。「耳を疑う」か「我が目を疑う」か、どっちでもいいが、どうであれそれらの言葉が意味するところの、“信じ難い”ことだ。

 

大きなイベントの後で、お世話になった外部の関係者と一緒に少しばかり豪華に打ち上げをして、それを会長として経費で落とすのはよかろう。だが、打ち上げをしたとされているのは“カラオケ店”だ。報道が事実なのであれば、その代金までをも経費で付け回しというのはあまりにも情けなくはないか。高い職位の人には、そんなさもしいことをしないように高報酬が支払われているのだと私は考えている。

 

私自身、地域レベルではかつてそこそこの地位に就いたことがあり、その時は経費で少々遣ってもよかったし、出張の際の飛行機はスーパーシートとかJクラスに正規料金で乗っても文句を言う人はいなかっただろう。しかし、それなりの理由がありちょっと金額の張る場合はともかくとして、むしろ自前が増えたぐらいで、それほど多く経費で落としたことはないし、飛行機も事前に段取りがつく限りはできるだけ安いチケットを利用した。長くその場にいなかったので偉そうなことは言えないが、気持ちも実際もそうだった。自慢がましいことでも何でもなく、それが帰属意識というものだろう。

 

籾井会長のカラオケの費用など金額的にはどうでもいいことだ。しかし、ゴルフに行く時のタクシー費用を付け回ししたとか、どうして70歳を越え経歴からも経済的に苦しいはずのないこの人にそんな話がついて回るのか。

 

とある議員が、NHKというのは『何と恥ずかしい会長』の略だと難詰したそうだが、これではその通りだ。

http://www.huffingtonpost.jp/2015/03/20/nhk-momii-katsuto_n_6907840.html

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NHKの職員もこんなトップがいたのでは士気に関わるだろう。結局迷惑するのは国民だ。出身母体の三井物産もさぞ肩身が狭いに違いない。自民党も、報道内容がどうのこうのと、検閲まがい、揚げ足取りのようなことはせず、社会的に極めて重要な役割を果たす公的な組織の士気を維持し自浄力が働くよう心を砕くべきではないか。その方が長い眼でみて報道の正確性の確保によほど近道だ。与党だけにトップの任命責任もある。

 

私自身はすべからくメディアに対しては批判的な眼を失わないようにしているつもりだが、ことさらにNHKを悪しざまに言う気はない。我々一般人は社会事象を報道から知るほかないので、やはり頼りにしているし、民放も特にゴールデンタイムの番組などおよそ褒められたものではないと思う。それだけに、NHKのトップにこんな低俗な話が度々出てくるのは残念で仕方がない。医療界以外の内部のことは実際を知らないので、この手の内容は書かないようにしていたつもりだが、今回ばかりは思いのたけを書いておく。

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