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2015年2月 3日 (火)

cobaのコンサート

cobaと言えば、金色に染めた短髪とサングラスがトレードマークで、ラフなスタイルで表情豊かにきらびやかで多彩な音色のアコーディオン奏者として有名な人だ。小林靖宏が本名で、それではなんとなくどこぞの大学教授か評論家を思わせる堅いイメージなので、親しみやすくまた海外での活動も想定してcobaとしたのだろう。音楽に造詣のない私ですら、音を聴いて彼の演奏だと分かるぐらい個性的だ。

Coba_4

その彼のコンサートに行ってきた。以前も行こうと思ったのだが、チケットが手に入らずその時は断念。今回はかなり前から手配して入手できた。もともとラテン系の音楽は好きなので、演奏とトークの楽しい2時間を過ごすことができた。ファン層がそうなのかも知れない、会場には圧倒的に女性が多かった。パンフレットを買ったら、cobaと握手する権利の券が付随していて、まさかAKB48じゃあるまいし、と苦笑しつつ私は遠慮したが、そうしてもよかったかな、ともチラっと思ったので私も結構ミーハーではある。ともあれ、遊び心満載のコンサートだ。写真はパンフレットより。

パンフレットによれば、cobaさんのメジャーデビューの時の3つの封印というのが、「伴奏しない」「カヴァーはやらない」「ソロ演奏はしない」だそうだ。だから、オリジナル曲が多くある。とは言っても、レコーディングはともかく、実際にはオリジナル以外にも色々な曲を演奏し、今回のコンサートでも、オープニングが今は懐かしいオールナイトニッポンのテーマ曲の「ビタースイートサンバ」で、「上を向いて歩こう」「マイウェイ」を独特なアレンジで演奏していた。2部のステージの冒頭ではソロ演奏も披露していたので、封印というほどのことではなく、志向としてはそうだということだろう。

彼の演奏は思わず手拍子をしながら体を動かしたくなるような心地よさがあり、地中海の景色が目に浮かぶようだ。その一方、沖縄民謡の「安里屋ユンタ」を偉大な曲と評価し自ら演奏も手掛けているので相当に幅が広い。演奏の合間のトークでは、アコーディオンというと“のど自慢の伴奏”というイメージだったので、自分はそうではないアコーディオンをやろうと思ったと語っていた。おそらくそこが原点なのだろう。少なくとも日本においては、アコーディオンを主役におしあげた大功績者の一人であることは間違いない。こういう人が少々お高くとまった感のある東京芸術大学の教授にいてもいいような気がする。

アコーディオンという楽器は左腕に非常に負担がかかるらしい。だから左利きの奏者が多いと。彼も左利きだそうだ。15㎏ぐらいの重さを支えながら、蛇腹を伸縮しAccordeonaccueil_2
つつ10本の指、それも、右指は鍵盤、左指はボタンを操作しながら演奏するわけだから、難しさもさることながら、相当に体力を使うだろう。cobaさんの演奏スタイルはずっと立ちっぱなしなので、何曲も続けて演奏すると汗だくだ。合間に汗を拭きながらの熱演には、自然と拍手にも力がこもる。

それにしても、ステージの息づかいを感じる生のコンサートはいいものだ。今年前半にかけてcobacabadaと銘打たれたcobaさんのコンサートが各地で行われるので、機会あらばお楽しみあれ。

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